2013年06月01日
山菜放射能その2 戸隠・飯綱
また今週も山菜の放射能を測りました。
フードプロセッサ使用で測定精度up。
おおざっぱに言うと
戸隠:ウド、ウルイ、ヨブスマソウ、ギョウジャニンニク:不検出(検出限界以下、8Bq/kgぐらい)
飯綱:コシアブラ:Cs-137 9.6Bq/kg
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詳細データ
測定日 2013年5月30日(採取は主に5月28日)<br>放射能の単位はBq/kg<br>
フードプロセッサ使用で測定精度up。
おおざっぱに言うと
戸隠:ウド、ウルイ、ヨブスマソウ、ギョウジャニンニク:不検出(検出限界以下、8Bq/kgぐらい)
飯綱:コシアブラ:Cs-137 9.6Bq/kg
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詳細データ
測定日 2013年5月30日(採取は主に5月28日)<br>放射能の単位はBq/kg<br>
品名 | 採取場所 |
コシアブラ | 飯綱山北麓1100m付近 |
ウド | 戸隠1300m付近 |
オオバギボウシ | 戸隠1300m付近 |
ヨブスマソウ | 戸隠1300m付近 |
ギョウジャニンニク | 戸隠1300m付近 |
Bq/kg | ||||||
品名 | Cs137 | 測定下限 | Cs134 | 測定下限 | ||
コシアブラ | 9.6±3.2 | < | 9.6 | 4.1±2.9 | < | 8.7 |
ウド | 3.0±2.4 | < | 7.2 | 0.6±2.3 | < | 6.9 |
オオバギボウシ | 1.3±2.7 | < | 8.1 | 0.4±2.5 | < | 7.5 |
ヨブスマソウ | 0.3±2.6 | < | 7.8 | 不検出 | < | 4.6 |
ギョウジャニンニク | 1.6±2.1 | < | 6.3 | 2.2±2.0 | < | 6 |
at 長野市民測定所 測定器TN300B NaI(Tl)シンチレーション検出器 30分
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データへのコメント
測定下限の算出方法はよくわかりませんが、結構きびしく(大きめの値に)してある。スペクトルで見てコシアブラCs137 だけははっきり出ているのがわかる。あとはウドCs137 が少し出ているかなあ、ぐらい。
出ているコシアブラも国の基準値の100Bq/kgの1/10で、しかもコシアブラはふわふわしていてそんなに大量(重量でね!)に食べることはないと思うので、普通に食べてて問題なしだな、オレ的には。
前回と合わせて7つしか測っていないので、「飯綱」「コシアブラ」がどうとかは言えないけど、長野県HPでも山菜は大体不検出な中で、たらのめとコシアブラは出やすいみたい(東信地区)。
たらのめ、コシアブラは芽だけで、ウドやウルイなどは草の大部分なのも関係あるかも。ウドの穂先だけだと高かったりして?
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サンプル採取・前処理について
飯綱 コシアブラ
先週飯綱で採った量が足りなかったので、目を付けておいたところに行き、まとめて採った。ウドもちょっと探したけどなかった。
冒頭の写真のようにフードプロセッサにかけたけど、小さくてやわらかくて乾いているので簡単。
戸隠
東面の谷で採取 急斜面でウド、ウルイ(オオバギボウシ)は良品たくさん。ギョウジャニンニクは細め。
ヨブスマソウは少なかったので、歩き回って緩斜面で採取。
いずれも5cmぐらいにざく切りにしてフードプロセッサにかける。
800g前後(種類による)だと5,6回に分けてかける。
ウドは根元の太いところを下に入れると処理しやすい。
ヨブスマソウは葉っぱがでかいので、それを下にしないと、プロセッサの上(刃は下にある)で空回りする。
ウルイは水分が多く、ペースト的になる。
ギョウジャニンニクがいちばんたくさん測定容器に詰め込めた。
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採取も測定も一般市民がたくさんやるのは大変。
長野県民のためにも、観光客が気持ちよく山菜を食べるためにも、長野県(保健か観光部門)が主導して、環境保全研究所とか信大とかに研究を依頼し、費用は東電に請求するのがいい!
地域、地形、種類、部位などいろいろ傾向をつかみ、Csの広い範囲での移動や植物内の移動について解明するのは実用的にも学問的にも面白いと思うのだが。
どうでしょうか、阿部知事!
Posted by もりとみず at 08:36│Comments(0)
│山菜