2012年02月11日
★モンゴル★ サンバイノー!その2
★モンゴル★
佐紀です。灯明祭りが始まる、善光寺門前を歩いてきました。
朝は天気が悪かったのですが、午後からは日が出ている中、ちらちらと雪の降る長野らしいお天気。
土曜日の門前を歩くのは、観光客気分で楽しい気分になります♪
『遊牧の民の調べ』の当日は灯明祭りまっただ中。
善光寺のライトアップ、門前に並ぶ灯明など、珍しく夜の善光寺界隈を味わっていただけます。
どうぞ合わせてお楽しみくださいね。
善光寺門前を訪ねる前に、長野駅東口で行われているゆめりあ通りのイベントに出ている国際交流ブースのモンゴルコーナーに立ち寄ってきました。
スーテーツァイの振る舞いや、岩塩や民族衣装などの物販コーナーもあり、一足先にモンゴル気分UP!!
お茶をおいしく作るコツ、ボーズ(モンゴル蒸餃子)を作るコツなどをうかがうことができて、うきうきになって長居させていただきました。
長野県モンゴル親善協会 会長のNさん、どうもありがとうございました!
と、自分の気持ちが盛り上がったところでサンバイノーその2をお届けします。
★~★~★~★~★~★~★~★~★~★~
モンゴル情報コーナー ▼△サンバイノー△▼ その2
私がモンゴルに行ったのは、馬に乗って草原を走ってみたかったからです。でも馬は動物園などのポニーにしか乗ったことがありません。大丈夫ですか?とガイドの西村さんに尋ねたところ「大丈夫、みんな乗れるようになるから」と心強い答えが返ってきました。
現地についてその謎が解けました。馬は集団心理で動くのです。周りの馬が動くと『おれも行くぜっ!』と張り切って走り出します。そして乗り手が上手か下手かをすぐに感じ取ります。乗り手が上手だと、馬は止まる・走る・曲がるなどの指示をきちんと守ります。乗り手が下手だと思い通りになりません。走ってほしい時はムチでたたけば動いてくれますが、「止まりたい」と思っても『だってみんなはまだ走ってるもーん!』とずんずん走り続けます。「もうちょっとゆっくり走って!」と思っても『だってみんなが早いんだもーん!』と早足を続けます。そして乗り手が落馬しても、ずんずんずんずんとみんなと一緒に行ってしまうのでした。それを繰り返し、人は馬に乗れるようになるのです。
数日たち馬にもなれ、早足で走ってもなんとか乗っていられるようになりました。「おーい、みてみろ!」西村さんが叫びます。指さす方を見ると遠くでゲル(可動式住居)がゆらゆら揺れています。なんだか形が変です。妙に細長くて2つ3つまとまって建っています。「蜃気楼だよ、たまにみられるんだ」。しばらくするとゲルは下の方が薄くなり、ぼやーっとしてきました。もう少し見ていたかったのですが、馬は私を乗せ、だーっと走って行ってしまったのでした。
モンゴルの遊牧民が飼育しているのは五畜とよばれる馬・羊・ヤギ・ラクダ・牛です。馬は乗り物であり、生活の相棒。羊は食用ですが、毛を売ってお金にする収入源、ヤギと牛はお乳を乳製品として食べています。ラクダは力持ちなので荷車をひく軽トラックのような役割をします。家畜がたくさんいることが、暮らしが豊かな証拠なのです。
おすすめの本 ◇ナラン 草の国の少年たち 新潮社 椎名誠 /椎名誠写真館 朝日文芸文庫(西村さんの写真もあり)
★今月のモンゴル語
・馬→モリ ・牛→ウヘル ・羊→ホニ ・ヤギ→ヤマー ・ラクダ→テメー
・ムチ→ ターショール ・太陽→ナラン ・虹→ソロンゴ
★~★~★~★~★~★~★~★~★~★~★~★~(子ども劇場の会報誌用に書いた原稿です)
それではまた、バヤルタイ!
佐紀です。灯明祭りが始まる、善光寺門前を歩いてきました。
朝は天気が悪かったのですが、午後からは日が出ている中、ちらちらと雪の降る長野らしいお天気。
土曜日の門前を歩くのは、観光客気分で楽しい気分になります♪
『遊牧の民の調べ』の当日は灯明祭りまっただ中。
善光寺のライトアップ、門前に並ぶ灯明など、珍しく夜の善光寺界隈を味わっていただけます。
どうぞ合わせてお楽しみくださいね。
善光寺門前を訪ねる前に、長野駅東口で行われているゆめりあ通りのイベントに出ている国際交流ブースのモンゴルコーナーに立ち寄ってきました。
スーテーツァイの振る舞いや、岩塩や民族衣装などの物販コーナーもあり、一足先にモンゴル気分UP!!
お茶をおいしく作るコツ、ボーズ(モンゴル蒸餃子)を作るコツなどをうかがうことができて、うきうきになって長居させていただきました。
長野県モンゴル親善協会 会長のNさん、どうもありがとうございました!
と、自分の気持ちが盛り上がったところでサンバイノーその2をお届けします。
★~★~★~★~★~★~★~★~★~★~
モンゴル情報コーナー ▼△サンバイノー△▼ その2
私がモンゴルに行ったのは、馬に乗って草原を走ってみたかったからです。でも馬は動物園などのポニーにしか乗ったことがありません。大丈夫ですか?とガイドの西村さんに尋ねたところ「大丈夫、みんな乗れるようになるから」と心強い答えが返ってきました。
現地についてその謎が解けました。馬は集団心理で動くのです。周りの馬が動くと『おれも行くぜっ!』と張り切って走り出します。そして乗り手が上手か下手かをすぐに感じ取ります。乗り手が上手だと、馬は止まる・走る・曲がるなどの指示をきちんと守ります。乗り手が下手だと思い通りになりません。走ってほしい時はムチでたたけば動いてくれますが、「止まりたい」と思っても『だってみんなはまだ走ってるもーん!』とずんずん走り続けます。「もうちょっとゆっくり走って!」と思っても『だってみんなが早いんだもーん!』と早足を続けます。そして乗り手が落馬しても、ずんずんずんずんとみんなと一緒に行ってしまうのでした。それを繰り返し、人は馬に乗れるようになるのです。
数日たち馬にもなれ、早足で走ってもなんとか乗っていられるようになりました。「おーい、みてみろ!」西村さんが叫びます。指さす方を見ると遠くでゲル(可動式住居)がゆらゆら揺れています。なんだか形が変です。妙に細長くて2つ3つまとまって建っています。「蜃気楼だよ、たまにみられるんだ」。しばらくするとゲルは下の方が薄くなり、ぼやーっとしてきました。もう少し見ていたかったのですが、馬は私を乗せ、だーっと走って行ってしまったのでした。
モンゴルの遊牧民が飼育しているのは五畜とよばれる馬・羊・ヤギ・ラクダ・牛です。馬は乗り物であり、生活の相棒。羊は食用ですが、毛を売ってお金にする収入源、ヤギと牛はお乳を乳製品として食べています。ラクダは力持ちなので荷車をひく軽トラックのような役割をします。家畜がたくさんいることが、暮らしが豊かな証拠なのです。
おすすめの本 ◇ナラン 草の国の少年たち 新潮社 椎名誠 /椎名誠写真館 朝日文芸文庫(西村さんの写真もあり)
★今月のモンゴル語
・馬→モリ ・牛→ウヘル ・羊→ホニ ・ヤギ→ヤマー ・ラクダ→テメー
・ムチ→ ターショール ・太陽→ナラン ・虹→ソロンゴ
★~★~★~★~★~★~★~★~★~★~★~★~(子ども劇場の会報誌用に書いた原稿です)
それではまた、バヤルタイ!
Posted by もりとみず at 16:18│Comments(0)