2013年06月12日
6/8-9 雪山の展望風呂
お湯がない!という温泉の根本をゆるがすハプニングを乗り越え、好天の雪山展望風呂、最高でした。

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3年前に行きそびれたメンバーとリベンジ
















(N氏撮影)
















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3年前に行きそびれたメンバーとリベンジ

このところ暖かく、この日も暖かいので、ピッケル・アイゼンなしにした。
急斜面ではプラブーツの私が雪を踏み込んで先導するが、ちょっと緊張する。



おかずの山菜を摘んでゆく。極太のユキザサとヨブスマソウがあるのだ。


毒草も一緒に生えている。左はホウチャクソウ。右はニリンソウの中に猛毒トリカブトが混生している。わかりますか?

照りつける中をひたすら歩くと、岩の上を湯気を上げてお湯が流れている。この上が温泉だ。
さてテントを張って露天風呂だ!

…のはずが、お湯が20cmしかない!!!
先に着いた人たちはあきらめていたが、森と水のお客様は行動的ですゾ。
漏れ口をチェックし、ビニール袋でふさいで改修。
みるみる水位が上がり、

ちゃんとつかれるようになりました。
歩いたのに加え、さらに一仕事して、のんびり展望風呂を楽しみました。





お二人の持ってきた豊富なつまみを食べつつ、夕食の準備。
極太のユキザサとヨブスマソウをゆで、メインはタイグリーンカレー。
タイの人がくれたものだが、辛い。日本で売ってるグリーンカレーの5倍辛い。
水は下からくんできたが、雪渓からしたたるのを使える。
今年は残雪が多く、ぎりぎりにテントを張った。Nさんは崖っぷちの座いすにもたれている。
と、すぐそばで、ごごごご、ごろごろごろごろ、どっかーん、ぱらぱらぱら、とすごい音。


20mほど上の雪が崩壊して斜面を滑っていった。お隣さんのテントのすぐそばを通過。われわれも最初そっちに張ろうとしていたが、危なかった。お隣さんはそのままテントを移動せずに暮らしていた。

夕暮れにまた風呂を楽しみ、早々に寝たのだが、そんなときに着くツワモノ(?)もいた。
昼間入らなかったグループは、夜に入っていたそうです。
夜中起きたら、満天の星空だが、寒くない。羽毛500gのシュラフでは暑い。

3時半ぐらいから暗闇の向こうが赤くなり始め、幻想的。


4時半日の出。
好天に恵まれました。
ここは朝日に感動するロケーションです。

朝ごはんは、山菜のおひたしにヨブスマソウ入り味噌汁、ユキザサベーコン。

大事な小物たち。サングラス、日焼け止め、サンダル、水着、ハンドクリーム。虫除けは要らなかった。




さて下山する前に一すべり。空身だとよくすべる。私はコントロールできなくなり、全身のフリクションで10mほど滑った。滑落ですな。
Eさんはうまくすべった。



ザックを背負うと、足を上げるのが難しい。おなかに抱えたりもしたが。
やはり大きなソリでないとダメか?マットで兼用したいのだが。課題です。


昨日転がり落ちた雪の塊。落ち始めはもっと大きかっただろう。こんなのが当たったらアウトだ。
Eさん、なれてきてスケーティングしながら下る。



熊の糞は昨日と今日と2つあった。温泉の谷に別れを告げ、

好天で腐り始めた急斜面を下って帰りました。
大満足。次回は登頂して、マットか尻セーダー大滑降したいですね。
Posted by もりとみず at 10:25│Comments(0)
│アウトドア