2013年11月07日
きのこ放射能測定:2 塩蔵・塩出し;戸隠・妙高
長野の魅力は山とその恵み。
安心して、あるいは注意すべきところを理解して、楽しんでもらいたい。
というわけで、きのこ放射能レポ第2弾です。
結果:サンプルはすべてムキタケ。Cs-137、134合算の値(前回データも含む)
(1)塩蔵、塩出し効果(野沢採取)
生 8.1±3.2 Bq/kg (これだけ60分測定。通常30分)
塩蔵 4.6±4.2 Bq/kg
塩出し 2.5±4.0 Bq/kg
塩蔵でCsが減り、塩出しでCsがほぼなくなった。(検出感度内での話ですよ、もちろん)
塩蔵して漬け汁にCsが溶け出し、塩出しで水を4回ぐらい替えたのでその水に残りのCsも溶け出したのだろう。
なお、スペクトルを見ると、塩蔵(中心値が誤差と同じぐらい)だと、Cs137が少しありそう、というぐらい。Cs134はわからない。
塩出し後(中心値が誤差より小さい)では見た目、Csはわからない。
(2)場所
野沢 8.1±3.2 Bq/kg (これだけ60分測定。再掲)
戸隠 6.0±6.1 Bq/kg
妙高 6.6±5.6 Bq/kg
スペクトル:野沢のははっきりわかったが、戸隠・妙高のは(1)の塩蔵と同じように、少しありそう、という程度。
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詳細データ
測定日 2013年11月7日
採取 11月6日(戸隠、妙高) 野沢の採取は、10月23日
放射能の単位はBq/kg
品名 採取場所
ムキタケ 野沢600-800m付近/戸隠1240m/妙高780m
野沢の品を塩蔵したもの(少々塩がついている)、12日塩蔵後、水洗いして水を替えながら塩出ししたもの
Bq/kg
品名 Cs137 Cs134 Cs合算
野沢 5.4±1.6 2.7±1.5 8.1±3.2
塩蔵 2.2±2.2 2.3±2.0 4.6±4.2
塩出し 0.4±2.1 2.0±1.9 2.5±4.0
戸隠 4.5±3.2 1.4±2.9 6.0±6.1
妙高 3.2±2.9 3.4±2.7 6.6±5.6
at 長野市民測定所 測定器TN300B NaI(Tl)シンチレーション検出器 30分
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サンプル採取・調製のようす
(1)塩蔵・塩出し
前回紹介したように塩蔵したものを一部取り出して塩がついたままをサンプルとした。
またそれを水で塩出し(塩抜き)したものもサンプルとした。2日かけて、水を4回ぐらい替えた。
やり方の参考:森と水ワイルドアウトドアHP
(2)戸隠・妙高
夕方早めに帰りたいので、暗いうちからでかけると、戸隠に朝日を浴びた霧というか雲がかかっていた。
霜が降り、きのこを採るのが冷たそうだが、あいにく第一の目当てのキナメツムタケがほとんどない。
早い年は10月20日に出るのだが、これは遅れてるんじゃなくて「不作」というものか。
まあムキタケはどっさり、次々出るところを知っているので大丈夫だろう。が、行ってみると、古いのがあるものの、いつもの1割もない。放射能を測るのに古くてもいいのだろうが、なるべくまともなのを探し、なんとか600gほど採ったが、あと300gが、ない。探し続けたがない。
戸隠データの誤差が6.1と大きめなのはそのせいなのだ。
妙高データの誤差も5.6と大きいが、これはサンプルが硬めでしっかりしているのに、細かくして提出しなかったためにたくさん詰められなかったのだろう。サンプル調整も落ち着いてやらなくちゃ。いかんいかん。
他の地面のきのこもなく、場所を変えることにする。
妙高。といっても広いが、とある私のナメコのシロと、新規で燕温泉付近の偵察。
ナメコはまだで、ムキタケがすぐに見つかった。冒頭の写真。
燕温泉付近はブナが多く、ちょっと歩いたぐらいでは何もない。
寝不足で疲れているのもあり、早々にあきらめて風呂に入って終了。
安心して、あるいは注意すべきところを理解して、楽しんでもらいたい。
というわけで、きのこ放射能レポ第2弾です。
結果:サンプルはすべてムキタケ。Cs-137、134合算の値(前回データも含む)
(1)塩蔵、塩出し効果(野沢採取)
生 8.1±3.2 Bq/kg (これだけ60分測定。通常30分)
塩蔵 4.6±4.2 Bq/kg
塩出し 2.5±4.0 Bq/kg
塩蔵でCsが減り、塩出しでCsがほぼなくなった。(検出感度内での話ですよ、もちろん)
塩蔵して漬け汁にCsが溶け出し、塩出しで水を4回ぐらい替えたのでその水に残りのCsも溶け出したのだろう。
なお、スペクトルを見ると、塩蔵(中心値が誤差と同じぐらい)だと、Cs137が少しありそう、というぐらい。Cs134はわからない。
塩出し後(中心値が誤差より小さい)では見た目、Csはわからない。
(2)場所
野沢 8.1±3.2 Bq/kg (これだけ60分測定。再掲)
戸隠 6.0±6.1 Bq/kg
妙高 6.6±5.6 Bq/kg
スペクトル:野沢のははっきりわかったが、戸隠・妙高のは(1)の塩蔵と同じように、少しありそう、という程度。
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詳細データ
測定日 2013年11月7日
採取 11月6日(戸隠、妙高) 野沢の採取は、10月23日
放射能の単位はBq/kg
品名 採取場所
ムキタケ 野沢600-800m付近/戸隠1240m/妙高780m
野沢の品を塩蔵したもの(少々塩がついている)、12日塩蔵後、水洗いして水を替えながら塩出ししたもの
Bq/kg
品名 Cs137 Cs134 Cs合算
野沢 5.4±1.6 2.7±1.5 8.1±3.2
塩蔵 2.2±2.2 2.3±2.0 4.6±4.2
塩出し 0.4±2.1 2.0±1.9 2.5±4.0
戸隠 4.5±3.2 1.4±2.9 6.0±6.1
妙高 3.2±2.9 3.4±2.7 6.6±5.6
at 長野市民測定所 測定器TN300B NaI(Tl)シンチレーション検出器 30分
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サンプル採取・調製のようす
(1)塩蔵・塩出し
前回紹介したように塩蔵したものを一部取り出して塩がついたままをサンプルとした。
またそれを水で塩出し(塩抜き)したものもサンプルとした。2日かけて、水を4回ぐらい替えた。
やり方の参考:森と水ワイルドアウトドアHP
(2)戸隠・妙高
夕方早めに帰りたいので、暗いうちからでかけると、戸隠に朝日を浴びた霧というか雲がかかっていた。
霜が降り、きのこを採るのが冷たそうだが、あいにく第一の目当てのキナメツムタケがほとんどない。
早い年は10月20日に出るのだが、これは遅れてるんじゃなくて「不作」というものか。
まあムキタケはどっさり、次々出るところを知っているので大丈夫だろう。が、行ってみると、古いのがあるものの、いつもの1割もない。放射能を測るのに古くてもいいのだろうが、なるべくまともなのを探し、なんとか600gほど採ったが、あと300gが、ない。探し続けたがない。
戸隠データの誤差が6.1と大きめなのはそのせいなのだ。
妙高データの誤差も5.6と大きいが、これはサンプルが硬めでしっかりしているのに、細かくして提出しなかったためにたくさん詰められなかったのだろう。サンプル調整も落ち着いてやらなくちゃ。いかんいかん。
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燕温泉付近はブナが多く、ちょっと歩いたぐらいでは何もない。
寝不足で疲れているのもあり、早々にあきらめて風呂に入って終了。
きのこ放射能測定5:塩蔵でCs消滅 &2013まとめ
きのこ放射能測定:4 水洗いでCs半減
きのこ放射能測定:3 妙高周辺はチェルノブイリの影響?
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Posted by もりとみず at 21:03│Comments(0)
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