宝光社から中社(ちゅうしゃ)にかけての林道を少しだけ外れると、火之御子社(ひのみこしゃ)。
建物のひなびた雰囲気が渋くていい。
火之御子社から道をたどり直し、集落を通って中社に。
中社エリアが戸隠の中心地で、付近には名物の蕎麦屋やおみやげ屋も。
ここから奥社(おくしゃ)の入口に向かう道も、どことなくひんやりと澄んだ木立が気持ちよくて、おすすめの散歩道。だけどこの日は急ぐべく、車で移動。
奥社入口の駐車場に車を停めたのち、奥社までまっすぐのびる参道をのんびり進む。
歩いているとハルゼミが鳴いて、夏のような気分。
入口から奥社までの真ん中にある隋神門(ずいじんもん)からは、有名な杉並木が見える。
随神門を越えたあたりで、物足りないのか、うれしいのか、走りだすMiwaちゃん。
ふだんの愛くるしい接客ぶりからは想像できない野生的なふるまいに、一同唖然。
最後の石段をのぼると、九頭龍社(くずりゅうしゃ)と奥社が立て続けに見えてきた。
奥社の向こうには戸隠山の岩壁がチラリと見えて独特の雰囲気。
奥社はコンクリでしっかりと建て替えられているが、九頭龍社は古くて雰囲気がある。
この2社が天岩戸伝説と関わりがあり、解説を読むと面白い。
奥社をあとにして隋神門まで戻り、そこから脇にのびている森の中のトレイルをたどると鏡池(かがみいけ)。
名前の通り、湖面をのぞくと背景の戸隠山が映りこむ。
あいにくの天気で撮影日和ではなかったけど、大事なのは晴れているかどうかより、湖面にさざ波が立っていないかどうか。
無風の瞬間を狙うと戸隠の雄々しい山並みが逆さにくっきりと映ってくれる。
ちなみに鏡池から中社に行くトレイルはややアップダウンがある。途中にある小鳥ケ池(ことりがいけ)も、いい撮影ポイント。
鏡池のほとりでランチして、本日の五社巡り終了。車に乗り込むと同時に雨がふりだした。
[ からくり屋敷の写真撮るの忘れた! ]
からくり屋敷についたころはしっかり降っていた。
せっかくすいていたので、一人ずつ10分置きに突入。
Keizoは最初の部屋から進めず、いったん出戻り。
Coddyも5分以上最初の部屋にいたなあ。
その後も、相当難しいよ。
Miwaちゃん、非常口を開けて出ちゃうし。
ゲーマーのYoshyは2回めのオレと同じく13分でゴール。やるな。
子どもだけでなく、大人も楽しめます。
手裏剣投げとか、フィールドアスレチック、忍者資料館も面白い。
帰りの車内では、歩き疲れてか遊び疲れてか、みんな子どものように眠っていた。
たとえ普段はあまり体を動かす生活をしていなくても、いざ自然の中に身を置くと、文字通り自然に、体が動く。
歩く、見る、嗅ぐ、息を胸いっぱい吸いこむ、といった生き物としてのあたりまえを思い出させてくれるのは、やっぱり長野の、自然の、いいところかな。
戸隠については過去のブログも参考にどうぞ。
その他ルートの組み合わせも末尾に載せました。
紅葉の頃のようすです。